タイヤ組替え(手組み公開!) (2004年2月)
みなさん、タイヤの組替えってどうされてます??。
ご存知の方も多いかと思いますが、私の場合、ここ何年もすべて自らの
ハンドパワー(^^)で、組替えてます!。
ま、新規にタイヤを購入するなら、購入時にショップで交換してもらえば
よいのですが、片ベリしてしまって、左右を入れ替えたいとかありませんか?。
そんな時に参考になればと、ここに手組みの様子を紹介します。
使う道具・・・・。
タイヤレバー以外は、ありものの道具です。
できれば、バールの代わりにタイヤレバーがもう1本あれば、ベストかな・・・・
それと、下記に出てくる、冶具(大したもんじゃないですが)も使います。
写真下側の棒状のもの(1300の梯子バンパーの一部)も使いますよ〜。(^^;
まずは、エアーを抜きます。(当たり前!)
木片を当てて、ビードを落とす準備をします。
片側を頑強な何か(うちの場合、部品取りのX1/9の一部)を
支点に、サイドウォールを押込みます。
とりあえず、ホイールリムとタイヤの間に少し隙間ができる位まで
全周をまんべんなく押します。
ここで、冶具で本気にビードを落とします。
要は、ホイールとビードの接触面に近い所が押せる様なものがあればよいのです。
体重を掛けて、冶具でビードを押しながら、バールでこじる様にします。(下記参照)
このとき、慌ててはいけません。タイヤはゴムですから、一気に力をいれても思うように
はなりません。じっくりと、ギューっと押さえておくと、少しづつ外れてきますので、
気長に、気長に・・・・。
(ここが、一番大変かな。逆にこれを乗り越えれば、後は結構楽にいけます。)
まんべんなく、ビードが落ちたら、タイヤレバーで、ビードをめくります。
めくる、反対側(対面側)のビード部は、ホイールの内側にある逃げ部分に
しっかりと落としておきましょう。(タガネで押さえるとよい。)
もしタイヤを再使用するので、あれば、ビード部のゴムが千切れない様に
注意が必要です。中途半端に引っ掛けて、めくろうとすると、キズ付ける
ことになります。
また、ホイール側もキズ付かない様に、レバーの支点になる部分を何かで
養生しましょう。(ここでは、厚手のゴム管を半分にしたものを当ててます。)
ビードの一部がホイールの外側にめくれれば、後はズラしながら、全周を
ホイールの外に出しちゃいます。
で、ひっくり返して・・・・
裏面のビードも落とします。
裏面のビード部が落ちたら、そのままホイールを持ち上げ、ホイール内側の
タイヤ逃げを利用しつつ、斜めにしてホイールとタイヤを分離します。
腕力に自信があれば、力ずくで引き出せるかも・・・・。(^^;;
CRC556とかで、滑りをよくして、ギューっと引っ張るのがコツ。
(慌てず、少しづつ・・・・)
ここからは、装着です。
付けるのは、外すより楽です。
基本的には、外した逆の作業になります。
タイヤの内側になる方から、ホイールの外側を入れます。
(タイヤの回転方向と、向きをよく考えましょう。)
ここは、CRC攻撃で、押込むだけで入ります。
入りました。
ひっくり返して、ビードの一部を、ホイールの逃げまで押込み
タガネで押さえ、さらに両膝で押さえながら、少しづつ押込みます。
半分以上入れば、押さえなくても、戻ってきませんので、そこまでは
頑張って下さい。
この時、タイヤのボトルマーク(バルブマーク)(黄色い印)とホイールの
バルブが合うように位置決めします。この黄色いマークはタイヤの一番軽い
とこで、ホイールはバルブ部分が一番重いので、ここで相殺させます。
(古いタイヤだと、マークが消えてたりしますので、外す時にバルブとの位置関係を
確認しておくか、すでに外れてた場合は、諦めるしかありません。あまり気に
しなくても大丈夫みたいですが・・・・)
ここまで入れば、もう大丈夫!。
ちょっと判り難いですが、これがタイヤのボトルマーク。(シミみたいなやつ)
さて、通常のタイヤ屋さんだと、このあとバランスをとるのですが、当然
バランサーなど持ち合わせはありませんので、バランスは取ってません。
ところが不思議なことに、これまで数十回組替えて、走行に問題が出る様な
振動や、ブレは皆無です。ぬやわkm/hでも大丈夫・・・・。(^^;;
ショップで、何十gもの重りを付けられたホイールを再利用した時も
その重りをすべて外して、素の状態で手組みして、全く問題ありません。
これが、何を意味して、何故そうなのかはわかりませんが、間違いない
事実です。機械(タイヤチャンジャー)で組んだ場合は、どこかに無理
があるのかもしれませんね・・・・。
ショップですと、1本¥1000〜¥2000の工賃です。
安いか高いかは、各自判断して下さい。
ちなみに、私は1本当たり30分程度で組替えできます。(^^;;
最後に、上記はすべて私の自己流です。真似されるのは自由ですが
その結果についての責任は負えませんので、あくまでも自己責任で
お願いします。
又、外して不要になったタイヤは、適切な処分をお願いします。
(法律でゴミとしては、処理できません。GSなどに、持込んで
処分を依頼しましょう。)
おしまい〜。