車高調サスペンション製作 (2003年8〜9月)
足回りについては、皆さん悩んでますよねぇ・・・。
というか、悩む余地がない=選択できるものがない。
私も以前より、コニー+JAMEXの組合せを使ってましたが、果たしてこれが
ベストなのか??、かといって他には・・・・。
やっぱ、車高調がほしい!。
しか〜し、サーキットを走られてる先輩方にいろいろと尋ねてみますと
やはりほとんどが、ワンオフ物。もしくは超高価な特注品・・・・。
そんな金はない!。でも何とかしたい!!。そこで!!!
国産流用&自作してみましたっ!!!
まぁ、結果から言えば・・・・
1)意外と何とかなる。(個人の技量にもよるけどね)
2)いい加減でもどうせ見えない。(装着しちえば見えない)
3)セッティングが大変。(バネの選択だけでも結構ハマる)
そんな感じなのですが、今回はピロアッパーも同時に導入し完全オリジナルな
足回りに挑戦です。
まずは、買い集めた部品達・・・・
(決してジャンクなんかじゃないですってばぁー。)(^^;;;
実はこれらは、すべて残りもの・・・・。
これとは別に、現車に装着した1台分があるわけです。
よくも、まぁこれだけとお思いになるでしょうが、これで総額¥15000.-位で
しょうか・・・・(やっぱジャンクだぁーって言ってるのは誰だぁ!)
もちろんALLヤフオクです。いつもいつもお世話さまです。m(_ _)m
で、何を基準に集めたかといいますと、ストラットタイプでハブ取付け部の
ブラケットが同じ(似た)形のもの。(寸法はあまり気にしませんでした。)
全長がなるべく短いもの。具体的には50cm位を目安にしました。
この基準で、出物を物色しますとぉ・・・・
国産車高調はいろ〜んな車種のものがあるのですが、値段と出品数の
多さから、自然と選択肢は限られてきます。
まずはフロント・・・・
これは日産シルビア(S13、S14、S15)のフロントが似たサイズ
ですので、これを利用することにしました。
テイン製のものをハブブラケット部を加工します。
本来の止め穴は全然寸法が違うので、新たに穴を開けます。
この時、なるべく車高を落としたいので、取付け位置そのものを
なるべく上の方にしました。(別記の車高短金具と同じ理屈です。)
上記写真の斜めの部分にあった板を反対側(上側)に溶接して
全体をシフトさせてます。又、ハブを挟み込むところの幅が広すぎる
ので、内側に当て板も溶接しました。
完成したフロントのセットです。とりえず目一杯車高を落としたい
ので、短めのバネを使い、ヘルパースプリングで、バネが遊ばない
ようにしてます。(落とし過ぎとの噂も・・・・。)(^^;
実際に装着ぅ〜。どうでしょ!、なかなかいい感じでしょ!?。
そしてリア!!
リアはステージアのフロントシェルケースをショート加工して
これまた、シルビアのフロント用に使われてた、カートリッジ
ショックを入れて、仕上げました。
最終的にはアッパーマウントは別に製作したので、この写真とはちょいと
違いますが、構成パーツと完成(組立て後)はこんな感じです。
フロントと同様で、ハブの止め穴は使えないので、開け直します。
リアの場合は、ドライブシャフトがショックのすぐ下にあるため、止め穴
もギリギリの位置になります。流用品を探す重要なポイントですね。
ハブ取付け部のすぐ上の部分で、30mm切り詰め、ショート加工しました。
これは、たまたま使おうとしたカートリッジショックに合わせたためです。
使ったショックがこれです。どうやらTOKICO製の様ですが、詳細は不明です。(^^;;
(5段階減衰量調整式)
で、ピロアッパーマウント(調整式)です。
流用(汎用?)のピロ部分を利用し、ステンレス板の3枚重ねとし
スライド調整を、全体の止めボルトで可能になってます。
(センター付近の長穴は仮止め用です。)
組上げると、こんな感じ。
車体に固定するためのM6ナットを緩めると、ピロ部分が±10mm
調整できます。1500のマウント部分の開口が狭い場合にも使えるか
どうかは試してないのですが、基本的には使えるはずです。
フロントショックに実装の図。
このマウント・・・・、かなりいい感じなので、希望があれば製作致します。
ご相談承ります。m(_ _)m
と、ここまで見ると、意外と簡単な感じですが、1番苦労したのは、何がどう
流用できるのかが全くわからなかったことですかね。ましてヤフオクだけで何とか
しようと思ってましたし・・・・。(^^;;
お〜っと、実際に装着した結果ですが・・・・
どうですか!。ちょっとヤンキーが入ってる気もしますが
かなりイイ線いってると思いませんか?。
実際には、もっと下げられますが、いろいろと弊害もある様で、この辺りが限界です。
又、街中を走り回るには、非常に不便です。(歩道の縁せきが越えられません。)(^^;;
最低地上高6cmは、実用上大いに問題があることがよくわかりました。
(結局、上記よりもう2cm程度上げた状態にしました。)
乗り心地と、ハンドリングですが、硬めのバネを入れれば、当たり前に乗り心地は
犠牲になりますが、ハンドリングはバッチリです。柔らかいバネを使えば、ノーマル
に近い感じにもできます。バネも汎用の中から選べますので、このあたりが1番の
メリットかもしれません。
実際のセッティングは、それぞれ乗り方や好みがあるので、何がイイとは言えませんが
今の状態は、フロント3K、リアが6Kと基本的には乗り心地を確保しつつ、腰砕けしない
セッテイングが気に入ってます。(速いかどうかはわかりませんが・・・・。)
以上。